部下の成長は貴方次第、失敗しない部下・後輩との接し方5選

仕事
こんにちは、ゆーじです。
社内の同僚、特に部下の方や後輩との接し方で苦労されていませんか?
部下や後輩の成長は上長である貴方の接し方次第で大きくて変わりますよ。
時代の流れと共に若い世代の方々も想像以上に進化しており、色々な人種が存在します。
我々が若かりし頃の当たり前は残念ながらもう通用しません。
一層のこと、
部下や後輩の成長を促し、貴方ご自身の評価を高めませんか
部下や後輩の成長は、貴方の組織の業績に直結しますし、貴方にとって良い事づくしです。
私はいつも業績の悪化している営業所の担当になり、「自分は運が悪いな」と思っておりました。しかし、次の年には社内トップの実績を上げ、常にインセンティブを獲得する常連営業所長になりました。
そして何よりも嬉しいのは、私の部下や後輩から沢山の管理職を排出できており、社外へ引き抜かれて行く方も多くいます。彼らが別の会社でも活躍している報告を耳にすると、本当に部下・後輩の育成は大事だと痛感します。
そんな経験から、部下や後輩との失敗しない接し方や考え方を共有したいと思います。

部下を成長させるメリット3つ

  1. 補佐役が増え業務効率が格段に上がる
  2. 新しい風土の構築
  3. 社内外の注目度が飛躍的に上がる

1)補佐役が増え業務効率が格段に上がる

部下や後輩が成長すると、貴方の組織に業績が飛躍的に上がります。そして何より貴方の仕事量を減られることがでしますし、その時間を使って新たしいことに着手できます。
貴方が日頃実施しているルーティンワークを部下や後輩に任せることで仕事量自体が減ります。
そして、若い目線で新たなアイデアが捕捉されることもあります。
彼らにとっても「信頼された」感が芽生え、それがやる気に変化していきます。

2)新しい風土の構築

若い世代のアイデアや意見を取り入れ、旧体制の風土自体を刷新して働きやすい環境改革が可能になります。効率かつ生産性を上げて業務自体の風通しを良くすることで会社から注目を浴びることになります。
また、新しい風土が醸成すると、周囲の管理職から「コツを教えてください」なんて依頼が沢山きます。管理職の中でも一目を置かれ、何かと発言力を得ることができます。

3)社内外の注目度が飛躍的に上がる

部下や後輩が成長すると業績が良くなります。業績が良くなると上長である貴方の良い噂が広まります。この噂は得意先を通じて競合他社にまで波及します。
良いチームが醸成されると活気が溢れます。
得意先にとっても貴方の会社に対する味方が代わり、自然と担当者の評判も上がります。
貴方にとって業績、部下や後輩からの信頼、会社からの信頼、得意先からの信頼、競合他社からのマークを得ることができます。
常に最下位の営業所に赴任してきた私は、その原因に共通点があることに気づきました。
その原因を紐解きながら、部下を成長させる接し方を5つ厳選してみました。

部下を成長させる接し方5選

  1. 挨拶の習慣
  2. ティーチングではなくコーチングを
  3. 常にアウトプットをイメージさせる 
  4. 彼らから学び責任を取る 
  5. 褒める 

1)挨拶の習慣

当たり前のことが当たり前にできていない。
これが業績悪化の主たる原因です。
中学生に求める類の習慣づけですが、実は若者世代が最も苦手にすることですね。
「挨拶をしなさい」と言っても簡単には修正できません。
さて、どうしたら良いか?
私は決まって部下にこう言います。
「会社入り口の守衛さんと仲良くなって、何か情報交換してきて!!」
すると、若い世代の方は「は???」となります。
勿論、私も会社入り口の守衛さんにはいつも元気に挨拶をしています。
「私の仲間をよろしくね!」と常に声をかけています。
部下や後輩は会社の中ではろくに挨拶ができないのに、社外の方とは意外と挨拶ができるのです。また、社外の方とは忌憚なくたわいも無い会話ができ、課題の情報もいとも簡単に入手してきます。

「あの守衛さん、一人暮らしですって」

「あの守衛さん、可愛いです」

こんな情報が飛び込んできます。
すると、1ヶ月も経つと不思議なことに朝の挨拶が普通にできる様になり、更に周囲に連鎖反応します。

2)ティーチングではなくコーチングを

周囲の営業所の指導を垣間見るとこんなケースが多い様な気がします。
「なんで出来ないの? こうやって、こうやれば簡単なんだよ」
「何度も練習してきてください、できる様になるまで頑張ろう」
これではダメですね。業績が悪いチームほどこの傾向が強い。
つまり、ティーチングをしているのです。部下が育つどころか信頼関係まで失墜します。
大事なのはコーチングです。一旦受け入れてから気づきを与え、自分で修正してもらうのです。

ケース1

「良く出来てるけど、この部分をこうした理由は?」

「それは…何となく思いつきでして…」

ケース2

「あの時、得意先担当者の表情ってどんな感じでした?」

「そうですね、確かにあまり乗る気ではなかったかも」

「では、次に面会した時はどんな感じでお話しする?」

「次回はもう一度この部分の意見を伺ってみようと思います。」

「そうだね、私もそうすると思うよ。良いアイデアが浮かんだら私にも教えて」

っと、こんな感じです。
とっても簡単な事ですが、私の周りの殆どの管理職の方は分かっていない様ですね。

3)常にアウトプットをイメージさせる

これも毎回提案し続けている事例です。
本を読むときも、研修を受けている時も、会議をしている時も、常にアウトプットをイメージすることです。
本を読んで理解するのではなく、理解したことをアウトプットする習慣をつけることです。
研修でも会議でも同じです。インプットしたことをアウトプットするのです。
こうすることで自分の理解度が増すだけではなく、自然とプレゼンのスキルを習得することに繋がります。

4)彼らから学び責任を取る

古い考えを押し付けるのではなく、彼らの思考を良く理解して聞き手に徹する。
彼らを理解しようとすると自分にはない思考を発見する。
今までの常識が全く通用しない時もあるが、そこはグッと我慢する。
失敗しても良いからまずはやらせてみる。
ただ、大事なことは2つ。

期限をつける

自分が責任をとる

これだけでも思いがけない反応があります。
参考)自身のTwitter

5)褒める

これはどなたでもそう思うのではないでしょうか?
でも管理職が出来ない行動の一つです。
人は承認欲求が満たされれば満足して更に工夫しようとします。
素晴らしいアイデアが出てきたら更に褒める。失敗しても決して責めない。褒めるのです。
褒めることができる管理職には人が集まります。
逆に褒めることができない管理職は人から避けられます。
ここにも大きな差が出るのです。

部下の成長で業績が上がる仕組み3つ

  1. 自発的支援環境の創生
  2. 顧客の口コミ
  3. 新たなネットワーク環境の発展

1)自発的支援環境の創生

自分の補佐役ができれば後は自動的に環境が変化して行きます。
指示を出していないのに自然とOJTの機能が発動します。
チームとしてのバックアップ機能が発展し、更に自主的に新しい分野への創造力が芽生え始めます。
ここで貴方は口を出すのではなく興味を持つのです。「何か手伝えることはないか?」など。

2)顧客の口コミ

結局のところ、この顧客の口コミが極めて大きいです。
部下や後輩が明らかに成長していれば顧客の印象が格段に上がっている。サービスだけでなく、接し方や面会の準備など抜け目がなくなる。
顧客の評判は想像以上に伝搬しています。
更に関連企業だけでなく、競合他社までも轟いています。
この様な環境になっていればもう大丈夫です。
経験上、殆どは着任から1年以内にこの状態まで変化することは可能です。
いや、変化しなかったことがありません。

3)新たなネットワーク環境の発展

マーケティングの父と呼ばれる、P.ドラッガーによると、職場に友人が3名いると活力が96%増すと言います。また、友人が3名いることで給料はもとより職場満足感が200%増す様です。
ここで言う友人とは信頼し合える同僚なのでしょうが、チーム力が醸成する過程でこの環境に到達します。強いチームは社内外の別の有力なグループとの接点ができたり、新たな得意先の開拓に繋がります。
この様に部下や後輩との接し方一つで環境が大きく変化し、勿論、業績も飛躍的に上がります。
とあるサイエンティフィックな冊子の報告で、米国のフットボールチームの監督の統計報告が掲載されていました。
厳しい監督の下でプレーしているチームと、ゆるい監督のチームでの実績比較です。結論はイーブン、つまり厳しくしてもそこから派生する利益は極めて小さいと考えて良い。
そうであれば、部下や後輩の成長を真剣に考え、接し方を工夫して見れば良いです。
本当に貴方次第なのです。

まとめ:失敗しない部下・後輩の接し方

  1. 挨拶の習慣
  2. ティーチングではなくコーチングを
  3. 常にアウトプットをイメージさせる 
  4. 彼らから学び責任を取る 
  5. 褒める
基本的には当たり前のことを当たり前にする。
責任者の貴方が前面に出て指導するのではなく、彼らの自主性を信じて伸ばす。
常に理解させようとぜずアウトプットを促し気づきを与える。
目線を落として彼らを信じ鼓舞激励する。
そんな環境ができると自然に口コミや評判が上がります。

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